50代(50歳~59歳)の平均年収はいくらなのかを調べてみました。
※「平均年収の意味ってよくわからない」という人は、以下のページでまとめていますので、まずはそちらをご覧いただければと思います。
50代前半の平均年収【最新】
政府の統計によると、2013年12月31日時点で50代前半(50歳~54歳)の給与所得者数は約502万人と、前年よりも23.4万人増加しています。
日本における50代前半の人口が約773万人ですので、割合としてその65%の人たちが就職し、給与を受け取っているということになります。
50代前半の平均年収については、前年よりも6.9万円増加の約491万円となっています。
50代前半 平均年収の推移
では、50代前半の平均年収はここ数年、どのように推移しているのかについて見てみたいと思います。
1999年には、50代前半の平均年収は552万円でしたが、年々減少が続き2004年には503万円まで落ちています。その後はしばらく横ばいの状態が続きますが、2009年には478万円まで一気に減少し、翌年には494万円まで回復するも2013年では491万円に留まっています。
50代後半の平均年収【最新】
政府の統計によると、2013年12月31日時点で50代後半(55歳~59歳)の給与所得者数は約466万人と、前年よりも14万人増加しています。
日本における50代後半の人口が約772万人ですので、割合としてその60%の人たちが就職し、給与を受け取っているということになります。
50代後半の平均年収については、前年よりも9.5万円増加の約485万円となっています。
50代後半 平均年収の推移
では、50代後半の平均年収はここ数年、どのように推移しているのかについて見てみたいと思います。
1999年には、50代後半の平均年収は547万円でしたが、50代前半同様、年々減少していき、2009年には457万円まで下がっています。2011年までは横ばいの状態で推移していましたが、2012年には476万円、2013年には485万円と近年では増加傾向にあります。
50代前半と50代後半の比較
50代前半と50代後半とでは、他の年代とは違い、年齢層の低い50代前半の方が後半に比べて平均年収の金額が高くなっています。1999年から2005年にかけては、50代前半と後半の差は1ケタ代で、50代後半の方が年収が高かったときもありましたが、2006年以降、50代前半の年収が高くなっており、その差も10~40万円の開きができています。しかし、2012年・2013年はその差が1ケタ代まで縮まっています。
50代前半で高年収の業種は?
民間事業所に勤務している、50代前半の高収入ランキングを、業種別に下表にまとめてみました。
順位 | 業種 | 平均年収 | 給与所得者数 [割合] |
---|---|---|---|
1 | 電気・ガス・熱供給・水道業 | 867.4万円 | 3.3万人[0.7%] |
2 | 情報通信業 | 781.1万円 | 13.3万人[2.7%] |
3 | 金融・保険業 | 703.8万円 | 18.3万人[3.6%] |
4 | 製造業 | 580.2万円 | 108万人[21.5%] |
5 | 学術研究、専門・技術サービス、教育、学習支援業 | 576.4万円 | 19.4万人[3.9%] |
6 | 複合サービス事業 | 499.7万円 | 9.3万人[1.9%] |
7 | 建設業 | 493.2万円 | 42.1万人[8.4%] |
8 | 運輸業、郵便業 | 477.5万円 | 37.4万人[7.5%] |
9 | 不動産業、物品賃貸業 | 446.8万円 | 11.5万人[2.3%] |
10 | 医療,福祉 | 441.8万円 | 66.7万人[13.3%] |
11 | 卸売・小売業 | 419.1万円 | 88.7万人[17.7%] |
12 | サービス業 | 400.9万円 | 63万人[12.5%] |
13 | 農林水産・鉱業 | 331.0万円 | 4.7万人[0.9%] |
14 | 宿泊業、飲食サービス業 | 281.4万円 | 16.1万人[3.2%] |
50代後半で高年収の業種は?
続いて、民間事業所に勤務している、50代後半の高収入ランキングを、業種別に下表にまとめてみました。
順位 | 業種 | 平均年収 | 給与所得者数 [割合] |
---|---|---|---|
1 | 電気・ガス・熱供給・水道業 | 829.2万円 | 2.3万人[0.5%] |
2 | 情報通信業 | 796.8万円 | 9.2万人[2.0%] |
3 | 金融・保険業 | 691.6万円 | 13.9万人[3.0%] |
4 | 学術研究、専門・技術サービス、教育、学習支援業 | 611.7万円 | 18.8万人[4.0%] |
5 | 製造業 | 564.9万円 | 99.5万人[21.4%] |
6 | 建設業 | 505.6万円 | 44.1万人[9.5%] |
7 | 複合サービス事業 | 480.7万円 | 8.9万人[1.9%] |
8 | 不動産業、物品賃貸業 | 474.3万円 | 11.5万人[2.5%] |
9 | 運輸業、郵便業 | 470.0万円 | 36.8万人[7.9%] |
10 | 医療,福祉 | 461.4万円 | 55.3万人[11.9%] |
11 | 卸売・小売業 | 422.3万円 | 80.6万人[17.3%] |
12 | サービス業 | 379.9万円 | 62.6万人[13.4%] |
13 | 農林水産・鉱業 | 356.5万円 | 6.8万人[1.5%] |
14 | 宿泊業、飲食サービス業 | 283.8万円 | 15.2万人[3.3%] |
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