20代(20~29歳)の平均年収はいくらなのかを調べてみました。
※「平均年収の意味ってよくわからない」という人は、以下のページでまとめていますので、まずはそちらをご覧いただければと思います。
20代前半の平均年収【最新】
政府の統計によると、2013年12月31日時点で20代前半(20歳~24歳)の給与所得者数は約220万人と、前年よりも0.2万人減少しています。
日本における20代前半の人口が約606万人ですので、割合としてその36%の人たちが就職し、給与を受け取っているということになります。
20代前半の平均年収については、前年よりも3.8万円増加の約246万円となっています。
20代前半 平均年収の推移
では、20代前半の平均年収はここ数年、どのように推移しているのかについて見てみたいと思います。
1999年には、20代前半の平均年収は274万円でしたが、年々、徐々に減少していき、2009年には243万円となっています。その後、2010年に254万円まで回復しますが、2012年に再び242万円まで下がりました。
20代後半の平均年収【最新】
政府の統計によると、2013年12月31日時点で20代後半(25歳~29歳)の給与所得者数は約418万人と、前年よりも3.5万人減少しています。
日本における20代後半の人口が約683万人ですので、割合としてその61%の人たちが就職し、給与を受け取っているということになります。
20代後半の平均年収については、前年よりも4.1万円増加の約339万円となっています。
20代後半 平均年収の推移
では、20代後半の平均年収はここ数年、どのように推移しているのかについて見てみたいと思います。
1999年には、20代後半の平均年収は358万円でしたが、20代前半同様、年々減少していき、2009年には328万円まで下がっています。しかし、翌年には336万円まで回復し、2013年には339万円まで増加しています。
20代前半と20代後半の比較
20代前半と後半での平均年収は、20代後半の方が20代前半と比べて80~90万円ほど高くなっています。この金額差は、概ね同じくらいの幅で推移してきており、2013年では、93万円の差となっています。
20代前半で高年収の業種は?
20代前半の給与所得者で、最も多い就職先の業種としては、「卸売・小売業」となっており、割合としては21%を占めています。
しかし、20代前半で同業種に勤めている人の平均年収は200万円以下と、業種別ランキングでも低い順位となっています。
それでは、20代前半の中で最も高い平均年収を誇っている業種は何なのか?
もちろん、芸能関係などで成功した人など、上には上がいますが、ここでは一般的な職業として、20代前半で高収入な業種をランキング形式で紹介します。
順位 | 業種 | 平均年収 | 給与所得者数 [割合] |
---|---|---|---|
1 | 電気・ガス・熱供給・水道業 | 358.0万円 | 1.1万人[0.5%] |
2 | 金融・保険業 | 318.5万円 | 4.2万人[1.9%] |
3 | 情報通信業 | 318.5万円 | 5.5万人[2.5%] |
4 | 建設業 | 318.3万円 | 12.9万人[5.9%] |
5 | 運輸業・郵便業 | 312.4万円 | 7.6万人[3.5%] |
6 | 製造業 | 310.3万円 | 45.4万人[20.6%] |
7 | 医療・福祉 | 286.9万円 | 28.5万人[13.0%] |
8 | 複合サービス事業 | 265.1万円 | 2.9万人[1.3%] |
9 | 学術研究、専門・技術サービス、教育、学習支援業 | 264.3万円 | 8万人[3.6%] |
10 | 不動産業、物品賃貸業 | 233.9万円 | 2.2万人[1.0%] |
なお、20代前半の平均年収が200万円未満だった業種は、「卸売・小売業」と「宿泊業、飲食サービス業」でした。
20代後半で高年収の業種は?
続いて20代後半20代後半で高収入な業種をランキング形式で紹介します。
順位 | 業種 | 平均年収 | 給与所得者数 [割合] |
---|---|---|---|
1 | 電気・ガス・熱供給・水道業 | 457.6万円 | 1.5万人[0.4%] |
2 | 金融・保険業 | 443.0万円 | 18.2万人[4.3%] |
3 | 情報通信業 | 415.4万円 | 21.1万人[5.1%] |
4 | 製造業 | 380.4万円 | 84.0万人[20.1%] |
5 | 建設業 | 364.3万円 | 25.5万人[6.1%] |
6 | 運輸業、郵便業 | 363.3万円 | 19.4万人[4.6%] |
7 | 学術研究、専門・技術サービス、教育、学習支援業 | 360.5万円 | 18.6万人[4.4%] |
8 | 不動産業、物品賃貸業 | 335.2万円 | 6.1万人[1.5%] |
9 | 複合サービス事業 | 328.0万円 | 5.9万人[1.4%] |
10 | 医療,福祉 | 325.4万円 | 6.2万人[14.8%] |
11 | 卸売・小売業 | 298.6万円 | 79.2万人[18.9%] |
12 | サービス業 | 292.7万円 | 56.5万人[13.5%] |
13 | 農林水産・鉱業 | 265.4万円 | 3.4万人[0.8%] |
10 | 宿泊業、飲食サービス業 | 234.7万円 | 17.0万人[4.1%] |
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